日刊はこはこ

県民アトリエを利用レポート(その2)

2014年6月8日

昨日、シルクスクリーンの講習会に行ってきました。
学生時代ぶりなので・・・えーっと10年以上ブランク有り。

講習は10時に開始で午前中に版作り、午後からプリントという流れ。
美術館の設備だけあって機材は完璧に揃ってます。手入れも問題無し!
焼き付け機・乾燥機・感光液等など、下絵さえ準備していれば、道具はすべて借りられるので、とても良いです。焼き付け機なんて買ったら何十万もしますし、アトリエをつくるとなると趣味の範囲を軽く飛び越えていきます。
ちなみに、お値段は以下参照
吸着式焼き付け器のお値段

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●枠が大きかったのでその場でもう一枚落書き追加

02
●事前に準備していたテスト用の図案と落書き

アトリエの使用の注意を聞いた後、早速作業に取りかかります。
シルクの枠を選び、まずは感光液を塗り。終わったら乾燥機へ。
20分くらい乾燥させるので、その間に感光液の掃除と手際良く進めます。
乾燥したら今度は焼き付け機へ。時間は約3分。
水洗してインクがでる部分を流し落とします。
それで午前はおしまい。

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●奥が吸着式焼き付け器で手前が乾燥機

午後からはプリントです。
水性のインクなので扱いがとても楽チン。
水性ですが乾くと耐水性になります。
インクは100gごとの販売で、まあ100gあれば結構刷ることができます。
今回私たちが使ったのは、20g程度。これで大体5枚くらい刷りました。

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●インクは2種類紙「布紙兼用」と「布用」

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●インクがプリントするものに付かないように、空きを作ります

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●インクを置いてます

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●印刷中&印刷後

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●完成

今日の試し刷り結果です。PDFで元データも置いておきます。
思ったより小さい絵柄も綺麗にプリントできてますね。まあ当然ですが、最小の絵柄は潰れてます。
あと直線がガタガタにプリントされちゃってますね・・・。
もっと細かい紗で版を作れば、直線も綺麗にプリントできると思います。
今回の試し実験を元に、次回はいよいよ本番!布へのプリントに挑戦してみたいと思います!

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デジタルの元データ(左)シルク印刷結果・ケント紙(右)

愛媛県美術館 南館

〒790-0007 愛媛県松山市堀之内

開館時間

9:40~18:00。入場は17:30迄

休館日

毎週月曜日(祝日及び振替休日に当たる場合は、その翌平日)ただし毎月第一月曜日は開館、翌火曜日が休館。年末年始(12月29日~1月)

アクセス

JR松山駅前から、道後温泉又は市駅前行き市内電車で5分。「南堀端 愛媛県美術館前」下車、徒歩1分。松山観光港から、リムジンバスで30分。「市駅」下車、徒歩5分。 松山空港から、車で約15分。