結構高い書籍なのですが、がんばって購入してみました。散髪代ですらケチるくせに、こういう物を買ってしまうというおバカさんであります。
世界の文字と記号の大図鑑
本書は、文字の「国際標準」ユニコード6.0に登録された10万9242文字のすべてを一望できます。ドイツ生まれの美しい本が、日本で使いやすく生まれ変わりました。
輝かしい評価(2012年ヨーロッパ・デザインアワード〈金賞〉を始め、欧州の数々の有力賞を総なめ)を得た原著(“decodeunicode” ヨハネス・ベルガーハウゼン 著)を元に、アジアで初の姉妹本の刊行です。
主要言語の文字はもちろんのこと、普段あまり目にすることのない古今東西の少数言語や希少言語の〈珍しい文字〉も眺めて愉しむことができます(ファイストスの円盤文字も含む)。
CJK統合漢字は、特に圧巻で、繁体字(主に台湾)、簡体字(主に中国)、日本の漢字(国字)をほぼ全て網羅しています。日本の漢字は見つけやすく、美しい、「秀英明朝」に総変換して掲載しました。
原著はブロック名のABC順ですが、本書はコード番号順に再編集しましたので、検索も楽でスムーズです。U+xx00からU+xxFFの256キャラクターを見開きページでレイアウト。サイズを原著よりややコンパクトなA5判にして、卓上でも使いやすくしました。
巻末付録:気鋭の言語学者、デボラ・アンダーソン博士(カリフォルニア大学バークレー校)の研究プロジェクト(SEI)による「世界の書記体系」の最新レポート(英語オリジナル)を掲載。原著のバージョンアップです。http://webshop.kenkyusha.co.jp/book/978-4-327-37736-6.htmlより引用
プログラムをされている方は馴染み深いUnicode。このおかげで文字化けがほとんどなくなって開発がとっても楽になりました。Unicodeのコンセプトにすべての文字を共通でつかえるようにするという事があるようで、世界中の文字をこのコードに入れるもんだから109,242字というとてつもない数になってます。
さすがにここまで文字をつくろうとは思いませんが・・・。
この本では全グリフ掲載されているということで、普段見る事のない文字も調べることができる点や原書はドイツなのですが、日本語訳版は調べ易くなっていたりと実用的にも良いつくりになってます。
デザイナーでなくても、制作業務に関わる人たちは持っていても損はないと思います。まあ、これを辞書代わりに使う事はないでしょうが・・・。デザインに携わる人はこういうものを知ってると少しだけ株があがる・・・かも。